さいきんの報道によると、現在この事件で有罪とされている人の家から見つかった万年筆(ファウンテンペン)が、被害者のものではなかったそうだ。これは悪人がそこにあると自供したので調べてみたら見つかった、だから有罪だといわれていたものだが、被害者のモノじゃないんならこの人は無罪ということになってしまう。 万年筆は悪人が置いたわたしは狭山事件の悪人が誰なのか、ずっと悶絶しているが、こうなってくると、ではあの万年筆は誰が置いたものなのかも問題にしなくてはならないと思う。有罪とされている人が置いたんじゃないし被害者のものでもないんなら、別のだれかがどこかで手にいれたにせものを置いたことになるからだ。ふつうはファウンテンペンを置いたのは警察の誰かと考えるのがいちばん近いといわれる。だがわたしは、これはどこかに存在する悪人が、別人をおとしいれて自分が助かるためにそっと忍びこんで置いただろうと思っている。 もちろんこの人物はこのファウンテンペンで脅迫状を書き、五月一日の午後、自転車に乗ってこの手紙を被害者の家にとどけ、自転車はそのままそこに置いておいて、徒歩か駆け足で帰って逃げたのだった。それから後になってテレビや新聞をみて、警察が被害者のバッグや万年筆を捜しているのを知り、これは利用できるとふんで、やはりニュースを見て知った逮捕されたゆうかい犯の家にこっそりと置いていったのだろう。ゆうかい犯の家がどこかなどは、報道社や警官が群れている場所を観察していれば簡単にわかる。それをあとで警察が見つけたというわけだ。 考えてみるとこの狭山事件には不思議な物証が満載されている。このファウンテンペンもそのなかのひとつだが、ほかにも被害者が使っていたものとは違うと思われるカバンとか、雨のなかに放置されていたのにコチコチ動いた時計とか、当時のこの界隈にはいくらでもころがっていたてぬぐいだとか、あきらかに他人の物干し場から盗んだものと思われるタオルや、あまりにも太く長いあつかいにくい縄やでどころがわからない岩など、こうした多数の怪しい物体を総合すると、狭山事件は冤罪ではないといわれる場合もあるが、ギャクに、これだけのブツがあってそれがことごとく疑わしいというジケンは狭山事件しかない。 この事件には怪死者がたくさん出ていることは前にも書いたが、最初はこの中に悪人がいて、つまりはもうとっくに死んでいるのかと思っていた時期もあったけど、よく考えてみればそのごもひとが続々と殺されており、むしろ怪死したといわれているひとびとも殺人の犠牲者である可能性のほうが高い。 やはり悪人が別にいて、おそらくいまでもピンピンしてポケモンゴーでも楽しんでいるにちがいない。
by asyura2l
| 2016-11-15 22:46
| 狭山事件の怪奇
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